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性器カンジダ症は放置しちゃダメ!症状などを紹介します

2019年09月21日
カプセルと瓶

日本人の女性の5人に1人は一生の間に一度は発症するといわれている膣カンジダ。原因となるカンジダは男女だれの身体にでも生息している常在菌の一種です。常在菌というと腸内細菌などを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、人間の身体のバランスを維持する上では必要不可欠な働きを担っています。人体にとって有益な作用をもたらす乳酸菌などもあれば、病原性を獲得している大腸菌なども含みます。人体にとっての有害性の有無で分類すれば、カンジダはどちらにも属さない日和見菌に属すると見ることが出来るでしょう。つまり健常時の細菌のバランスが崩れたときに、病原性を発揮するのが常在菌の一種、カンジダの特徴と言えます。
カンジダは身近に存在するカビなどの真菌の一種で膣粘膜をはじめ。口腔から肛門にいたるまでの粘膜に一般的に存在しています。ところが慢性的な疲労が蓄積したり、糖尿病を発症したり慢性消耗性疾患などに罹患することで免疫機能が低下すると、人体に対する病原性を発揮するようになります。とりわけ膣は各種の細菌や真菌にとってグリコーゲンや等分が豊富で、生息繁殖するための条件が整っている環境にあります。そのため免疫力が低下して膣内の菌のバランスが崩れると、性器カンジダ症を発症するリスクが高い訳です。
主な症状は外陰部などの性器のかゆみや、赤みなどの性器の腫れが肉眼的に観察されるようになります。また特徴としてヨーグルトのようなおりものが出現するのもよく経験されるところです。炎症時には性交時の痛みに遭遇することも。ただし性器の腫れや性器のかゆみなどには個人差が大きく、灼熱感を覚えるほどの強いものから、肉眼的に赤みが酷い割には自覚症状はそれほど感じていない場合もあります。性交時の痛みなどの自覚症状があるときはともかく、ヨーグルトのようなおりものが出る程度の症状に止まっている場合は、そのまま放置されていることもあるようです。
しかしカンジダは適切な治療をしない場合は、増殖を繰り返し炎症範囲を拡大していくリスクを抱えています。またカンジダが増殖して炎症するような状況は、全身状態にも問題を抱えているサインなので、放置しておくことは基礎疾患のケアも十分に出来ていないことを意味します。したがって膣カンジダが活性を呈しているときは、抗真菌薬などの投与による治療と同時に、原因を特定し適切な治療や対処をとることが回復と再発防止のためのポイントです。